2023年入社開発本部 技術センター 開発部H.Y
ここが自分の「ベストマッチ」だった。
イワキで再発見した、ものづくりのやりがい。
PROFILE
- 2023年:株式会社イワキ入社(中途採用)
開発本部 技術センター 開発部 二課に配属
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現在の仕事について教えてください
エアーポンプの開発チームで、要素技術の開発を行っています
開発本部の技術センター開発部二課に所属して、エアーポンプの開発チームで新製品開発に向けてコアとなる要素技術の開発に取り組んでいます。エアーポンプは、医療関係の分析装置など、さまざまな装置に組み込まれて使用されることが多いです。
日々の業務は、開発の流れに沿って「設計、試作、実験、データ分析、報告書作成、関係チームとの情報共有」など、多岐に渡ります。設計フェーズではCADを用いて部品設計や試作図面を作成します。試作部品が完成すると実験フェーズに移行し、実験室に1日こもってデータを取得することもありますね。さらに、取得したデータを報告書にまとめ、次の設計フェーズへとつなげます。また、開発の進捗状況や課題について、関係部署・チームと情報共有するための打ち合わせを行う日もあります。
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仕事のどんな部分にやりがいを感じますか
課題を解明したり、人の役に立てたりしたときに大きなやりがいを感じます
技術者として、課題となっている現象のメカニズムを解明することに最もやりがいを感じます。また、イワキの一員としては、人の役に立てたときにやりがいを感じますね。前職の経験や知識を活かし、新しい考え方を取り入れて同僚から喜んでもらえた時などは、自分も嬉しいです。今は研究開発に携わっていますが、将来的には量産に関わる仕事、特に自分が開発した製品の量産立ち上げに携わりたいと考えています。ちなみに現在のプロジェクトは、まだ研究を始めたばかりなので、製品化までには数年はかかる見込みです。
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仕事で難しいと感じる点はありますか
開発業務の困難にも、周囲がサポートしてくれます
開発業務の難しさは、対策を講じても期待通りの結果が得られないことが多々ある点です。トライアルアンドエラーを繰り返しながら改善を目指していますが、あまり効果が出ない ケースも少なくありません。そんな時こそ「問題のメカニズムを正しく捉えること」が重要だと考えています。機械の物理現象は必ず原理原則に基づいて発生するため、安易な対策に走らず、まずは問題の本質を理解することに重点を置いています。
また、困ったことがあれば役職に関係なく相談できる体制が整っています。チームの同僚や課長はもちろん、他チームのメンバー、部長、開発本部長など、さまざまな方がサポートしてくれます。技術センターは全体的に気軽に相談できる雰囲気があり、私自身も後輩をフォローしています。設計の考え方や評価方法など、前職の経験も踏まえてサポートしたこともあります。
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イワキで働こうと思った理由は何ですか
企業としての安定性と、設計に直接関われる点が魅力でした
転職活動中に転職サイト経由で、イワキの担当者から連絡をいただいたことがきっかけです。それまでイワキのことは知りませんでしたが、業務内容に興味を持ち、また、前職で培った技術を活かせるのではないかと考えました。前職では自動車用エアコンのコンプレッサー(圧縮機)の設計を担当していたのですが、コンプレッサーは、現在イワキで手掛けているエアーポンプと似通った技術なんです。
この他、自宅から通える範囲で勤務地を探していたため、その点でも条件に合致しましたね。さらに、イワキは「ポンプのデパート」と言われるほどさまざまな製品を取り扱っていて、多くの産業と取引があります。そのため業績が安定していると感じましたし、基盤が国内にあるという安心感も、入社の決め手の一つです。
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ワークライフバランスについてお聞かせください
充実したオフ時間を過ごしています
残業が少なく、休日出勤もないため、ワークライフバランスは自然と取れています。
休日は家族と過ごすことが多いです。妻と2人の子供と一緒にサッカー観戦に行ったり、好きなアーティストのライブ鑑賞に出かけたり、旅行やバーベキューに行くこともありますね。子供たちが部活でサッカーをやっているので、その応援に行く機会もありますし、妻と2人の時は美術館や買い物に出かけることも多いですね。たまに1人で過ごす時は、サウナに行くなどしてリフレッシュしています。
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中途採用から1年ほど経ちましたが、イワキの印象はいかがですか
イワキとは「ベストマッチだった」と感じています
入社後のギャップはありませんでした。入社前に技術センターの見学やチームメンバーとの面談を通して、業務内容を詳しく理解できていたためです。社内環境については、入社前は不安もありましたが、実際は周りの方が親切にしてくれるので、スムーズに馴染むことができました。
イワキの魅力は、チャレンジさせてくれる文化や風土がある点だと思います。前職では分業化が進んでいたため、設計から実験まで一貫して携わることはほとんどありませんでしたが、イワキではそれが可能です。自分で設計したものを自分で動かし、確認できる喜びを感じています。
私は昔からものづくりが好きで、前職でコンプレッサーの設計を希望したのも、最も機械的に動作する部品だったからです。現在は、製品に対する裁量が大きく、ものづくりのやりがいを日々実感できています。イワキは国内メーカーらしい、丁寧な仕事ぶりやチームワークを重視する点でも働きやすいです。自分にとっては本当に「ベストマッチの企業だった」と思っています。
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転職を考えている技術者の方へ、メッセージをお願いします
技術者にとって働きやすい環境が、イワキにはあります
イワキは産業機械向けのポンプが主力製品であるため、どちらかといえば「縁の下の力持ち」の会社かもしれません。華々しい仕事ではありませんが、さまざまな産業を支えて社会貢献している点に喜びを感じられる方は、やりがいを持って働けると思います。転職には勇気が必要ですが、イワキは転職者に対して手厚いサポートを提供してくれます。お互いにマッチすることが重要なので、見学や説明を通じて、しっかりと見極めていただきたいですね。自分は、事前に見学したり、業務内容の説明を受けたり、疑問点を質問したりできたことで、安心して転職活動を進めることができました。
イワキは技術者にとって働きやすい環境で、自分がやりたいことにチャレンジできる文化があると感じています。自分自身、この年齢になってから、設計から実験まで一貫して携われたことに大きな喜びを感じています。転職を考えている技術者の方は、ぜひイワキでのチャレンジも検討していただきたいと思います。
1日のスケジュール
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8:30
出社
作業服へ着替え、1日のスケジュールやメールの確認 -
8:45
始業
ラジオ体操、朝礼 -
9:00
実験開始
実験・解析・評価試験など -
12:00
昼食
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12:50
実験再開
実験・解析・評価試験など -
15:00
ミーティング
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17:00
業務整理
実験等のまとめや報告 -
17:15
終業